え～！
なんで、ここにいるの～っ！
３５キロって言ってたんじゃ～！
えぇ。
最も、心が折れそうな、
いやらしい場所にいたのです。
（味をしめたにちがいない・・・笑）
とはいえ、
このときばかりは、笑顔で。
「ありがとう！」
ほとんど作り笑顔なのは内緒です。
調子よければ、みるみるランナーさんを追い抜けるのですが、
今回は、逆にどんどん追い抜かれていく、精神的にもきつい。
この区間の道路は、道幅も広くないので、
自動車の制限速度は時速４０キロとなっており、
ところどころに、４０キロ制限の標識があります。
まだ３６キロとか３７キロしか到達していないのに、
あまりの苦しさに、それが４０キロ地点の大会表示に見える！
「よし！もう４０キロだ！」
よく見ると、標識で。
何度も見間違えました。
幻覚？
そんなワケないのにねぇ。。。
４０キロ地点のエイドステーションが近づくと、
スタッフが大声で、
「ローストビーフありまーす！！」
「ローストビーフとってくださーい！！」
（ん？ローストビーフ？うまそうなエイド食だ！）
「スポーツドリンク」を「ローストビーフ」に
聞き間違えるというミス。
そんなワケないのにねぇ。。。
もしかして、幻聴？
４０キロを超えたあたりで、ショートスライド区間に突入します。
ここで、またもや、おばやんさんがいてくれていました。
「しっかりしなさい！」
と、ゲキを飛ばされて。
なんとか、気持ちだけは切らすまい、と。
あぁ。もう、歩きたい。
でも、歩きたくない。
あと、もう少しなんですが、なかなか進まない。
「ナイス、おっさん！」
そうなんです。
今度は、１０マイルを終えた、ちょこさんが待っていました。
とにかく、一歩一歩前に進めば、ゴールできる！
自分に言い聞かせて。
ボロボロです。
一方、
・・・前向きです。
そして、ついに、
ゴーーーーーーーーーーーーール！
燃え尽きた・・・
結局、４時間５分でゴール。
かたや、妻は、
３時間５６分。
安定のサブフォーでした。
今回は、スタートからゴールまで、
お互い姿を見ることがない、という
近年稀に見る単独レースでした。
前半だけでも、並走できていれば、
安定したペース運びで、
後半の撃沈もなかったかも。
まあ。夫婦で走るってのは、ズルい。
改めて身に染みたレースでした。
一言だけ言わせてください。
「人生最大の痛みは、どこにいったんだ～～！」
さて、ゴールした後は、
ひとっ風呂あびて、
お待ちかねの打ち上げです。
ハービーさん、お店の手配ありがとうございました！
どんなに撃沈しても、打ち上げは最高に、盛り上がり。
「やっぱ、フルはキツイよね～ウルトラの方が楽しいよ～」
普通の感覚ではありえない感想を言い合うのも、また楽しく。
なぜか、エントリーしてしまうマラソンです。
いや～きつかった！
おばやんさん、ビッグカツをありがとう～！
おわり
