ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2018 信越五岳トレイルレース110km A6戸隠スキー場~W3飯縄山登山口まで

命カラガラたどり着いた「戸隠スキー場」。

最後のエイドです。

 

「戸隠そば」が目玉のエイド。

まっさきに、そばをいただきます。

f:id:momo20150410:20181008213957j:plain

 

ヨレヨレと、座るにも、体の動きがいちいち

スローモーションでした。

 

f:id:momo20150410:20181008214100j:plain

食べようとお椀に手をかけたとき、

お椀をひっくり返してしまうという痛恨のミス!

そばが全てこぼれました。

(ヘロヘロだ・・・)

「(ごめんなさい)おかわりくださーい」

「どんどん食べてくださいねーー!」

暖かいスタッフさんに癒されました。

ありがとう(涙)

なんとか、胃の中に入ってくれました。

温かい汁も沁みました。

f:id:momo20150410:20181008214211j:plain

ふと足元を見ると、何色かも分からないほど、

ドロドロになったシューズ。

(つかれた・・・)

 

 

 

そばを食べ終わると、

エイドの中をフラフラと彷徨っていました。

甘酒を飲んで、シャリ玉を頬張って、

カットフルーツもひとつふたつ、つまんで。

そして、予定メニューには無い、

カレーがありました!

「あと、ここにあるだけです~」

残り5皿。

ヨレヨレと手を伸ばして、

お腹の中に、ムリクリ収めました。

このカレーが、

後々の、特に登りのパワーになりました。

 

 

とにかく、腹ごしらえを終えて、

あたりを見渡すと、

 

 

まさか!

 

石川さんの姿が見えました。

ここにいるとは思ってもみませんでした。

「吊り橋で渋滞していてゴメン!」

来る選手、来る選手に謝っていた、

石川さんがそこにいました。

救世主がそこにいたのです。

 

単刀直入に石川さんに質問しました。 

「この時間に出発して、完走出来ますか!?」

ガイダンスでは、ギリギリの時間。

その時刻は石川さんが設定したんだから、

本人に聞くのが間違いないと思ったんです。

「山を登って下るのに、3時間!

下ってから林道を1時間!

これで、完走です!」

なんと力強いお言葉!

現在、夜の11時。

3時間と1時間、

合わせて4時間後は、午前3時。

制限時刻は午前3時30分だから・・・

(やっぱりギリギリだけど、

その通り上手く行くか分からないけど、

石川さんの言葉を信じよう!)

完走への道筋に、

パーッと光が差し込んできました。

救世主は、石川さんでした。

f:id:momo20150410:20181017125812j:image

(その時の写真がないのでイメージ。

先週の斑尾フォレストにて。)

 

 

 

 

はて、妻は?

エイド中を探せど、見当たりません。

実は、そばをおかわりして、

ペツルのヘッドランプステーションで

スペア電池の交換をしてもらっていました。

点灯から約5時間。

買ったばかりのおろしたてで、

最高出力モードのままで点灯させていて、

バッテリーが終わっており。

ここで、少し時間をロス。

まあ、いいんです(笑)

 

トイレを済ませて、

23時10分にエイドアウト。

ラスボス瑪瑙山に、立ち向かいます。

 

山のとりつきで、既に激しい泥濘です。

泥濘

というか、

雨水からの泥川、でした。

もうこの頃には、諦めの境地。

泥濘の真ん中に積極的に足をツッコミます(^^)

あぁ、そこに泥濘あったんだ(笑)

みたいな。

 

そして、登り!

2時間くらい急登を登ります。

途中に平坦な部分があり、

スタッフが3人くらい待ち構えていました。

「ここから1キロ登りまーす」

(アレ?頂上じゃなかったのね(泣))

トレランあるあるなニセピークに

騙され、心折れるパターン(笑)

「ピークかと思いましたよ~~」

 

 

そして、ここからが、更に苦しかった。

だんだんとガスってきて、

ライトの光も見えにくくなり。

先に行く妻は、相変わらず

後ろを振り返りません。

気付くと少しづつ離されていきます。

苦しみながらも追いついていくと、

集団を離れて二人でグイグイ進む展開に(泣)

そして!

ようやく瑪瑙山の山頂~~~!

 

 

f:id:momo20150410:20181008214635j:plain

 

 (ライト点灯に気づいていない・・・)

f:id:momo20150410:20181016220044j:plain

 

 山頂にも、

スタッフが3人くらい立ってくれています。

この寒い中、ホントにありがとう!

 

 

さて、ここからは、

ゲレンデのような開けた斜面を下ります。

暗闇の霧の中を走るランナーの姿が、

遠くの方まで連なって見えるのが、

とても幻想的でした。

(写真とっときゃよかった)

 

 ゲレンデを終えると、

岩まじりのテクニカルな下りです。

なかなか走らせてはくれません。

一歩間違えると

足を怪我してしまうような足場でした。

こーゆーところは、

妻は苦手のようで、ワタクシが前を行きます。

(時間かかるなー)

 

ようやく下りきると、

ここからが微妙な登りに入ります。

 

 

f:id:momo20150410:20181016224602j:plain

 

 

ここもキツかった~~!

泥濘がひどい上に、

雨で増水した小川があちこち

トレイルを横切っています。

 

どうやらさっきの岩まじりの下りで

足首をひねったみたいで、痛い。

ここは積極的に足を、小川にツッコミます!

アイシング~~♪

冷たくて気持ちいい。

シューズの泥も流されてキレイになる~♪

登り基調でウォーキングなものですから

列が止まったりすると、なお好都合♪

と思う自分がいました。

「雨で濡れる⇒冷たい⇒つらい」

普通の常識が、

壊れた瞬間でございました(笑)

 

 

 

そして!

ピークを越えて、下り~~!

この下りも長かった!

もう、

下りの斜面にムリヤリ走らされている感じで、

自分ではコントロールが効きません。

周囲のランナーは

徐々に時間が無くなっていることに

気付いているのか、

焦り気味にペースが上がっています。

 

そんなこんなで、

トレイルを抜けて、林道へ出た!

山が終わった!

 

W3 飯縄山登山口(103Km)

IN  1時55分

OUT 1時57分

 

2時間45分で山を下れました!

石川さんのアドバイス3時間目安を

なんとかクリアできました。

制限時間の3時30分まで、

残り1時間30分。

 

ガイダンスの目安到着時刻1時50分

と、ほぼ同じ時刻!

f:id:momo20150410:20181016231016j:image

 

 

残りの距離は約7キロ!

高低図を見ると、ほぼ平坦な林道!

残された時間は1時間30分。

頑張れば完走できるところまで、

たどりついた気がしてました。

 

 

 

 

 

 

まだまだつづく~

 (なんとか次回を最終回にしたいっ!)