ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2019 阿蘇ラウンドトレイル 高森体育館~WS2高森峠~AS5清水峠~AS6アスペクタまで

いよいよ、後半戦に突入です。

 

前半は、

絶景続きの比較的平坦なトレイル。

一言でいえば、『楽しい』

 

後半は・・・・・・・・・

まったく違うコースが用意されていました。 

 一言でいえば、『苦しい』

 

主催者の笑顔が見えてきそうです(笑) 

 

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最初の区間は、

高森町民体育館からウォーターエイド高森峠

までの12キロ、獲得標高897m

と、そんなに強敵なプロフィールではありません。

が、前回の経験者のブログを勉強した結果、

この区間が最も手強い、

と、分析。

なので、

区間タイムを3時間30分~4時間(キロ20分ペース)

と、設定。

かなりの警戒モードで臨んだ区間でした。

 

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高森町民体育館を20時45分に出発。

最長4時間かかったとして、

次の関門到着が0時45分。

関門時刻は1時。

いやはや、ギリギリです。

 

永遠のテールエンダー。

やっぱり頑張らねばなりません(笑)

 

ロードから、左折して、上り坂に入ります。

ワリと進みやすい上り坂で、

よかった〜〜

安堵感を覚えます。 

 

写真は昼間スタートのハーフの様子。

(お借りしています)

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しばらく、ズンズンと登っていくと、

トレイルに入って行きます。

 

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いよいよナイトパートのトレイルです。

前後は、チラホラ他の選手と一緒です。

そういえば、

前日受付の時ランチ同席した女性ランナー

と会うことができました。

暗いのによく分かったな・・・

彼女もやはり胃をやられているようで・・・

「辛いけど、復活を信じていきます~」

「頑張りましょうね〜」

お互いエールを送りながら、進みます。

トレランっていいなぁ。

 

木々に囲まれたシングルトラックを

小刻みなアップダウンをクリアしながら進んでいくと、

100メートルくらい前方から、

突然、

ランナーの嘔吐する大きな音が聞こえてきました。

(キツそうだな~)

70キロを超えてきて、

どの選手も元気ではいられなくなる時間帯。

ましてや、昼間の暑さで、

胃が想定外にやられているところで、

胃を揺らしてダメージを与え続ける、

いやらしいアップダウン。

(キツいな~)

 

 

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こんな感じ(イメージ)で、

ところどころ、ロープを頼りに登り下りを

繰り返して、清栄山のピークへ。

 

頂上からの夜景です。

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スマホの限界?

影技術の限界?

なんなのか、

よく分かりません(笑)

 

昼間同じ場所からの写真は

こんな感じで・・・

 

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絶景ですね~

 

この区間は、基本いやらしいパート。

とはいえ、先々が見通せる特徴があります。

なので、前を行く選手のヘッデンの明かりが、

かなーーり遠くまで見通せるのです。

つまり、メンタルへの悪影響が必至!!(笑)

 

 

↓ ワタクシ撮影

 

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さきほどと同じく、

限界が・・・ 

 

が、プロが撮りますと・・・

 

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こんな感じです。

とにかく、先が

見えすぎる!(笑)

目の前の山のその先の山、

そして、更にその先の山まで行くのか~

と、思うと絶望感すら覚えますので、

あまり先は見ないようにして、と(笑)

 

 

ただ、この辺りから、

小刻みなアップダウンや

クネクネしたトレイルを走ることに、

爽快感を覚えてきました。

夜中の山道。

身体が野生化したのでしょうか。

(ヤマケン?笑)

妻も、

「サルみたいだったよ」

と、

驚異的な変貌ぶりを認めておりました(笑)

 

そんなこんなで、

そろそろエイドの明かりとざわつき

を感じるようになってきて。

 

トップランナーは昼間にここを通過しています

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ワレラは、真夜中です(笑)

 


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WS2高森峠(78・7キロ)

に到着しました。

 

到着時刻   23時40分

目標時刻   23時00分

関門時刻    1時00分

 

目標時刻よりは40分オーバーしてますが、

区間タイムは2時間55分と、

想定していた4時間を相当上回るハイペース!!

さすが、サル!!(笑)

難所をクリア出来ました。

 


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ウォーターエイドですので、

特に食べ物の用意はありませんが、

コンソメスープをスタッフさんが

手際よく準備してくれておりまして。

美味しくいただきました。

やはり、寒さが進む、この時間帯、

胃を温めるのが、身体が止まらないためにも

効果的な方法かと。

 

 

 

とはいえ、

トイレに行ったり、

スープを飲むために、椅子に座って休憩したり、と。

やはり、

エイド滞在は25分もかかってしまいました。

 

0時05分 高森峠を出発。

 

アレ?

そういえば、ゴイチさん、

高森峠にいらっしゃる、

って言っていたことを

思い出しました。

そうだよな。

そんなピタリといるわけないか。

 

エイドを出発して、しばらく

うねうねとロードの上り坂を登っていくと、

トレイルの入り口に、二人のスタッフさんが、

誘導してくれていました。

よーく見ると・・・

 

(ん?ゴイチさん?)

 

「ゴイチさん!!」

 

「おぉー!無事に来ましたね~!」

「いやー。きっついですねー!」

「笑顔が出てますし、元気ありそうだから、完走間違いないですね!」

 

と、いうわけで、

ゴイチさんに撮っていただきました。 

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ゴイチさん、

この後、グループラインに

ワレラの生存確認(笑)メッセージを

出してくれまして。

ありがとうございました!!

 

次の

AS5清水峠までは

約8キロ。

 

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登り基調で、

いやらしい(笑)

アップダウンが続く区間

 

もう・・・

記憶がほとんどありません。

もう・・・

1か月以上経過していますから・・・(笑)

 

記憶どころか、写真にいたっては、

一切ありません。

 

なので、ハーフの時間帯に撮影された、

写真でコースのイメージを。 

  

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昼間は絶景ですが、

夜間は、まったく見えませんでした。

ハーフの方が写っています。

ホント楽しそう!!

フルのボリュームゾーンは夜間。

ところどころに、

切り株に座って休んでいるランナーや、

横になって寝ているランナーがちらほらと。

ホント辛そう!!

 

また、

時間もそうですが、

標高も上げていくので、寒さも増しています。

 

一か所、ちょっとした窪みのような、

場所がありまして。

入った瞬間急激に気温が下がった場所がありました。

抜けて登り始めると、気温がすぐに戻るという・・・

さらに、

冷気マックスな場所にスタッフさんが誘導してくれていて。

ホント感謝しかありません。

 

てな感じで、

AS5清水峠(86.9キロ)に到着しました。

到着時刻   2時23分

目標時刻   1時30分

 

まだまだ目標時間には遅れのペース!!


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ここでも、

コンソメスープやはちみつのお湯割りで、

身体をとにかく温めます。

標高がほぼ1000mなので、とにかく寒い!!

 

エイドの脇には仮眠テントがありまして、

中にはストーブのようなものも見えます。

(あたたかそうだな・・・)

様子を窺うと、

中には横になっている選手が何人かいましたが、

よく見ると、

「リタイア選手専用」との張り紙が。

 

周囲には、眠気に耐えきれずに、

地べたに横になって眠っている選手が数多く。

(確かに眠いし、休みたいのはヤマヤマだが・・・

でも、ココは寒いしな~

そもそも、関門ギリギリペースだし、

先を急いだ方がよさそうだな・・・)

 

偵察から戻ると、

妻が椅子に座って、

スープを片手にウトウトとしてまして(笑)

「ここで寝ても寒いだけだから、もう行こう」

と声をかけました。

 

実は知り合いのランナーさんが一人

同じくらいのペースで進んでいたんですが、

「気持ち悪いのでここで休んでいきます」

と、ザックから防寒具上下をフル装備して、横になっていました。

復活を祈って、エイドを後にしました。

 

なんだかんだと、エイド滞在時間30分。

9.7キロ先の

AS6アスベクタを目指します。

 

この区間も、

やっぱり、やらしいアップダウンな区間

動いている間は寒さは感じません。

が、しかし。

眠い!!

ヘッデンに照らされた地面が、

なんか揺れている、というか

ぼやけているんですよね。

「老眼が進んだ?」(笑)

 

妻は、歩きながら眠っていたそうです。

結構辛かったなぁ

そして、辛さに追い打ちをかける、

木段地獄!!

 

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(お借りしています)


おそらく、この場所です。

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尖っているし(笑)

一応、事前に分かってはいましたが、

それでも、キツイ!!

なかなか終わりが見えない!!

延々と続く階段に、ペースは落ち続け・・・

でも。

妻は、結構なハイペースでガシガシと登っていくんです。

登り、ホント強くなったなぁ。

 

そして、ようやくキツイポイントも終わりを迎えて、

下りへ。

ガレガレな下りがもうすぐ終わりを迎える頃、

空が白み出したころ、

ヘッデンが点滅し・・・

バッテリーが終わりました。

 

なんとか、ライト無しで、

ロードに出まして・・・

 

 


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あさ焼け~~~

いえ、

あそ焼け~~~(笑)

 

 

 

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長ーーーいナイトパートが、

ようやく終わりました。

 

次のエイドに向かって、下りますが、

なんか、ゴールのようなロケーションで、

レースが終わるような安堵感に満たされます。

(騙されてはいけない(笑))

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AS6 アスベクタ(96.6キロ)に到着!!

到着時刻 5時35分

目標時刻 3時30分

関門時刻 6時30分

 

いや~疲れた~(泣)

ホントに疲れました・・・

 

今見ると、目標時刻の計算が、

自分で作っておきながら、

ホントにテキトー!💢

 

 

このテキトーな時間設定が、

大きなトラップとなって、

次のパートで、ワレラに襲い掛かります。

詳しくは・・・

次回につづく~~!

 


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↑ これは、ハーフの看板。

撮影時、間違いに気づかないほど、

疲弊しとりました!