いよいよ、後半戦に突入です。
前半は、
絶景続きの比較的平坦なトレイル。
一言でいえば、『楽しい』
後半は・・・・・・・・・
まったく違うコースが用意されていました。
一言でいえば、『苦しい』
主催者の笑顔が見えてきそうです(笑)
最初の区間は、
高森町民体育館からウォーターエイド高森峠
までの12キロ、獲得標高897m
と、そんなに強敵なプロフィールではありません。
が、前回の経験者のブログを勉強した結果、
この区間が最も手強い、
と、分析。
なので、
区間タイムを3時間30分~4時間(キロ20分ペース)
と、設定。
かなりの警戒モードで臨んだ区間でした。
高森町民体育館を20時45分に出発。
最長4時間かかったとして、
次の関門到着が0時45分。
関門時刻は1時。
いやはや、ギリギリです。
永遠のテールエンダー。
やっぱり頑張らねばなりません(笑)
ロードから、左折して、上り坂に入ります。
ワリと進みやすい上り坂で、
よかった〜〜
安堵感を覚えます。
写真は昼間スタートのハーフの様子。
(お借りしています)
しばらく、ズンズンと登っていくと、
トレイルに入って行きます。
いよいよナイトパートのトレイルです。
前後は、チラホラ他の選手と一緒です。
そういえば、
前日受付の時ランチ同席した女性ランナー
と会うことができました。
暗いのによく分かったな・・・
彼女もやはり胃をやられているようで・・・
「辛いけど、復活を信じていきます~」
「頑張りましょうね〜」
お互いエールを送りながら、進みます。
トレランっていいなぁ。
木々に囲まれたシングルトラックを
小刻みなアップダウンをクリアしながら進んでいくと、
100メートルくらい前方から、
突然、
ランナーの嘔吐する大きな音が聞こえてきました。
(キツそうだな~)
70キロを超えてきて、
どの選手も元気ではいられなくなる時間帯。
ましてや、昼間の暑さで、
胃が想定外にやられているところで、
胃を揺らしてダメージを与え続ける、
いやらしいアップダウン。
(キツいな~)
こんな感じ(イメージ)で、
ところどころ、ロープを頼りに登り下りを
繰り返して、清栄山のピークへ。
頂上からの夜景です。
スマホの限界?
撮影技術の限界?
なんなのか、
よく分かりません(笑)
昼間同じ場所からの写真は
こんな感じで・・・
絶景ですね~
この区間は、基本いやらしいパート。
とはいえ、先々が見通せる特徴があります。
なので、前を行く選手のヘッデンの明かりが、
かなーーり遠くまで見通せるのです。
つまり、メンタルへの悪影響が必至!!(笑)
↓ ワタクシ撮影
さきほどと同じく、
限界が・・・
が、プロが撮りますと・・・
こんな感じです。
とにかく、先が
見えすぎる!(笑)
目の前の山のその先の山、
そして、更にその先の山まで行くのか~
と、思うと絶望感すら覚えますので、
あまり先は見ないようにして、と(笑)
ただ、この辺りから、
小刻みなアップダウンや
クネクネしたトレイルを走ることに、
爽快感を覚えてきました。
夜中の山道。
身体が野生化したのでしょうか。
(ヤマケン?笑)
妻も、
「サルみたいだったよ」
と、
驚異的な変貌ぶりを認めておりました(笑)
そんなこんなで、
そろそろエイドの明かりとざわつき
を感じるようになってきて。
トップランナーは昼間にここを通過しています
ワレラは、真夜中です(笑)
WS2高森峠(78・7キロ)
に到着しました。
到着時刻 23時40分
目標時刻 23時00分
関門時刻 1時00分
目標時刻よりは40分オーバーしてますが、
区間タイムは2時間55分と、
想定していた4時間を相当上回るハイペース!!
さすが、サル!!(笑)
難所をクリア出来ました。
ウォーターエイドですので、
特に食べ物の用意はありませんが、
コンソメスープをスタッフさんが
手際よく準備してくれておりまして。
美味しくいただきました。
やはり、寒さが進む、この時間帯、
胃を温めるのが、身体が止まらないためにも
効果的な方法かと。
とはいえ、
トイレに行ったり、
スープを飲むために、椅子に座って休憩したり、と。
やはり、
エイド滞在は25分もかかってしまいました。
0時05分 高森峠を出発。
アレ?
そういえば、ゴイチさん、
高森峠にいらっしゃる、
って言っていたことを
思い出しました。
そうだよな。
そんなピタリといるわけないか。
エイドを出発して、しばらく
うねうねとロードの上り坂を登っていくと、
トレイルの入り口に、二人のスタッフさんが、
誘導してくれていました。
よーく見ると・・・
(ん?ゴイチさん?)
「ゴイチさん!!」
「おぉー!無事に来ましたね~!」
「いやー。きっついですねー!」
「笑顔が出てますし、元気ありそうだから、完走間違いないですね!」
と、いうわけで、
ゴイチさんに撮っていただきました。
ゴイチさん、
この後、グループラインに
ワレラの生存確認(笑)メッセージを
出してくれまして。
ありがとうございました!!
次の
AS5清水峠までは
約8キロ。
登り基調で、
いやらしい(笑)
アップダウンが続く区間。
もう・・・
記憶がほとんどありません。
もう・・・
1か月以上経過していますから・・・(笑)
記憶どころか、写真にいたっては、
一切ありません。
なので、ハーフの時間帯に撮影された、
写真でコースのイメージを。
昼間は絶景ですが、
夜間は、まったく見えませんでした。
ハーフの方が写っています。
ホント楽しそう!!
フルのボリュームゾーンは夜間。
ところどころに、
切り株に座って休んでいるランナーや、
横になって寝ているランナーがちらほらと。
ホント辛そう!!
また、
時間もそうですが、
標高も上げていくので、寒さも増しています。
一か所、ちょっとした窪みのような、
場所がありまして。
入った瞬間急激に気温が下がった場所がありました。
抜けて登り始めると、気温がすぐに戻るという・・・
さらに、
冷気マックスな場所にスタッフさんが誘導してくれていて。
ホント感謝しかありません。
てな感じで、
AS5清水峠(86.9キロ)に到着しました。
到着時刻 2時23分
目標時刻 1時30分
まだまだ目標時間には遅れのペース!!
ここでも、
コンソメスープやはちみつのお湯割りで、
身体をとにかく温めます。
標高がほぼ1000mなので、とにかく寒い!!
エイドの脇には仮眠テントがありまして、
中にはストーブのようなものも見えます。
(あたたかそうだな・・・)
様子を窺うと、
中には横になっている選手が何人かいましたが、
よく見ると、
「リタイア選手専用」との張り紙が。
周囲には、眠気に耐えきれずに、
地べたに横になって眠っている選手が数多く。
(確かに眠いし、休みたいのはヤマヤマだが・・・
でも、ココは寒いしな~
そもそも、関門ギリギリペースだし、
先を急いだ方がよさそうだな・・・)
偵察から戻ると、
妻が椅子に座って、
スープを片手にウトウトとしてまして(笑)
「ここで寝ても寒いだけだから、もう行こう」
と声をかけました。
実は知り合いのランナーさんが一人
同じくらいのペースで進んでいたんですが、
「気持ち悪いのでここで休んでいきます」
と、ザックから防寒具上下をフル装備して、横になっていました。
復活を祈って、エイドを後にしました。
なんだかんだと、エイド滞在時間30分。
9.7キロ先の
AS6アスベクタを目指します。
この区間も、
やっぱり、やらしいアップダウンな区間。
動いている間は寒さは感じません。
が、しかし。
眠い!!
ヘッデンに照らされた地面が、
なんか揺れている、というか
ぼやけているんですよね。
「老眼が進んだ?」(笑)
妻は、歩きながら眠っていたそうです。
結構辛かったなぁ
そして、辛さに追い打ちをかける、
木段地獄!!
(お借りしています)
おそらく、この場所です。
尖っているし(笑)
一応、事前に分かってはいましたが、
それでも、キツイ!!
なかなか終わりが見えない!!
延々と続く階段に、ペースは落ち続け・・・
でも。
妻は、結構なハイペースでガシガシと登っていくんです。
登り、ホント強くなったなぁ。
そして、ようやくキツイポイントも終わりを迎えて、
下りへ。
ガレガレな下りがもうすぐ終わりを迎える頃、
空が白み出したころ、
ヘッデンが点滅し・・・
バッテリーが終わりました。
なんとか、ライト無しで、
ロードに出まして・・・
あさ焼け~~~
いえ、
あそ焼け~~~(笑)
長ーーーいナイトパートが、
ようやく終わりました。
次のエイドに向かって、下りますが、
なんか、ゴールのようなロケーションで、
レースが終わるような安堵感に満たされます。
(騙されてはいけない(笑))
AS6 アスベクタ(96.6キロ)に到着!!
到着時刻 5時35分
目標時刻 3時30分
関門時刻 6時30分
いや~疲れた~(泣)
ホントに疲れました・・・
今見ると、目標時刻の計算が、
自分で作っておきながら、
ホントにテキトー!💢
このテキトーな時間設定が、
大きなトラップとなって、
次のパートで、ワレラに襲い掛かります。
詳しくは・・・
次回につづく~~!
↑ これは、ハーフの看板。
撮影時、間違いに気づかないほど、
疲弊しとりました!