ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2019 阿蘇ラウンドトレイル AS6アスペクタ~最終エイド「出ノ口」まで

早朝に到着した

「アスペクタ」エイドでは・・・

かなり疲労困憊で到着。 

そりゃそうです。

眠らずに夜通し走ってきたんだから・・・

まずはトイレで用を足し、

顔を洗って、

気分だけでも(笑)

朝を迎えます。

 

 

エイド食は、

赤牛を使ったスープ。

 

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そして、チーズケーキ!!

前日受付会場で、振舞われていた地元銘菓!!

 

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前日受付では、

数に限りがあるので、残ってないかも、

と言われていましたが、

ありました!!

妻は、残っていたのが嬉しくて、

ヒョイパクと3個もペロリと平らげており(笑)

ワタクシ、1個が限界でした・・・(泣)

 

私的サポートができるエイドなので、

サポートの方はワリといましたが、

選手は、、、

あまりいなかったような・・・

 

 

とりあえず、パイプ椅子に座って、

休憩です。

「あ~、疲れた~!」

 

二人で、休憩しながら、

次の区間の確認です。 

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ここまで、96.6キロ。

残り、約25キロ。

まだまだ、

ひとやま、ふたやま、

は、ありそうです。

 

 

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って。

ふたやま、あるんかい!(笑)

しかも、ふたつとも、

とんがってて、本格山岳パート!

 

いえ。

もちろん、知ってはいましたが、

実は、この区間は、

新しく追加されたルート。

なので、過去の完走者を参考にできません。

そもそも阿蘇自体未知なレースなのに、

さらに未知度がアップしている

ルートなのです。

 

どうやって、

区間の目標時間を割り出したのか?

それは・・・

遅くても、これくらいかな?

これくらいかかったとしても、完走出来るかな?

というテキトーな計算式!

 

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そのテキトーな計算で割り出した

次のエイドまでの所要時間が5時間でした。

 

えっと・・・

現在6時でしょ。

6時過ぎにエイドを出発したとして、

5時間後は11時過ぎ。

関門時刻が11時30分・・・・

あれ!?

マズイ。

ゆっくり行ったら、間に合わないよ!

 

ペース表を作った時のことを、

落ち着いて思い出せば、

慌てることもなかったんですが、

脳はやはり疲れていたんだと思います。

『余裕含み』の5時間を

『頑張って』の5時間、

と、痛恨の勘違い!

「次は、もっと、頑張んないとマズイよ!」

とは、妻の言葉。

正解っ!!

 

しかし・・・

(まだ、難所がふたつもあるし・・・)

(次の区間はなにげに16キロもあるし・・・)

(ヘトヘトで、ペースアップはムリでしょ・・・)

(もう、完走しなくても、いいんじゃない・・・)

(帰りの飛行機、間に合うかな・・・)

 

この時点で、

完走を半分諦めてしまいましたよ・・・

まったくの間違いなのにねぇ(笑)

 

と、いうワケで、

このエイドには約40分滞在。

関門時刻の6時30分より15分前、

6時15分にエイドを出発しました。

 

ホント、毎度ギリギリな

出発時間です(笑)


でも、ここまでギリギリだと、

エイドにいるスタッフさんや、

他のランナーのサポートの方々が、

「いってらっしゃい!頑張って!」

と、より大きな声をかけてくれるんです。

 励みになります!

 

 

エイドを出ますと、

まずはロードをひたすら下ります。

どうせ登るんだから、

そんなに下らんでええでしょ(笑)

折り返すと、登り始めます。

もう、開き直ってズイズイと登ります。

ロード、

林道、

ガレたトレイル、

そして、シングルトラックと。

ひたすらガシガシ

しかも、焦って登ります。

焦って、

て、絶対間違えてる!(笑)

 

 

途中で、山が開けます。

 

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こんなところも、走ります。

気持ちいい!

疲れを一瞬忘れます。

一瞬ね、一瞬(笑)

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しかーし!

ここから

次のピーク地蔵岳までは、更に急登!

そして、

妻が先行!!(笑)

相変わらず登りがパワフル!

ワタクシは、

ヒーコラ、汗だくで

置いていかれます。

 

どーにか、こーにか

ヨレヨレと地蔵岳に到着。

600メートルくらい標高を上げました。

 

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早朝の時間帯ではありましたが、

暑くて、汗の量もハンパなく。

 

ここからは、下り基調な区間です。

 

 

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こんな森林をかけ抜けたり、

 

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こんなワイルドな場所を通過したり、

 

 

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このあたりは、なんだか、

口の中が渇いて、

喉もガラガラでした。

人間24時間動き続けると、

どこかに異変が出てくるもんですねぇ。

 

そういえば、この区間16キロもあるのに、

水分は1リットルしか持ってませんでした。

半分は消費したので、残り500ミリリットル!

マズイ。

16キロって、普通は2リットルは持つでしょ?

次のエイドまで水分持つかな?

なんて、水分の心配をしながら走っていたら・・・

 

手の指が、浮腫んでパンパンに!!

おそらく、身体が生命の危険を勝手に感じて、

水分を身体に溜めようとしていたのかも。

人体の不思議です。

 

 

そんな小さい(笑)ことには

おかまいなしに、絶景は続きます。

そろそろ絶景にも疲れてきました・・・(笑)

 

 

 

HPギャラリーより。 

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レース後半のハイライト。

長い長い下りに入りました。

  

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とにかく、長くて、長くて、

まったく終わる気配がない下り。

 

とっくに、前モモは終わっている、

ていうのに、容赦ない(笑)

しかも、日陰の無い灼熱な状況!

もはや・・・

自分の意志ではなく、

重力だけで進んでいました。

 

 

 

 

そして、ようやく、登り返した!

と思ったら、上り坂も長い!

 

それもそのハズ。

高低図をよーく見ると・・・

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ちょっと登り返すんじゃなくて、

ガッツリ山の中腹まで登っているのね(泣)

 

 

 

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しかも、このロード。

くねくねと曲がりくねっていて。

あのコーナーの先がエイドだ!

と、何度信じて、何度裏切られたことか・・・(笑)

しかも、ノボリがあるから、といって、

エイドが近くにあるわけではありません。

トレランあるあるです(笑)

 

何度もコーナーに裏切られながら(笑)

灼熱のロードを登っていくと・・・

 

 

 

 

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最終エイド

出ノ口に到着しました~~!

 

到着時刻 10時00分

関門時刻 11時30分

 

この区間、5時間かかる計算でしたが、

3時間45分くらいで乗り越えられました!

 

妻よ、引っ張ってくれて(泣)ありがとう!

ナイスなペースメイクでした。

 

でも、

そんなに急がなくてもよかったんじゃ・・・?(笑)

マイペースで4時間くらいがいい線かと。

テキトーな計算をしていた自分に騙されました(笑)

 

これで、関門からは、約1時間の余裕を持てました。

諦めていた(?)完走がおぼろげに見えてきた!!

 

引き換えに、

水分摂取を控えてきたカラカラな身体と、

自作自演な?

自業自得な?

ハイペースに

すっかりやられてしまった、

ヘトヘトな自分が残りました(泣)

 

 

 

もう少しつづく~~~っ