ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2023 UTMF ~F5富士急ハイランドからF7山中湖きららまで~

次の忍野エイドまでは、

16キロ。

その忍野の12キロ先、山中湖きららが

最後のサポートエイドです。

 

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100キロ超えてくるわけですが、

もはや、そんな感覚はない。

あと何キロ?

考えるだけで途方もなくなるので、

とにかく目の前のエイドまでたどり着くこと、

しかも少しでも速く。

それしか頭にない。

 

この区間は街中を走るところが多い。

一つ目の山パート、小倉山を越えると、

ちょっとした公園に。

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ひとつひとつのメッセージがシンプル。

だからこそ、弱っているジブンには

まっすぐ突き刺さりました。

この先に見えるのが、

道の駅かな?

なんか、都会っぽい場所に来て、

久しぶりに、すこし日常感を味わって

この後、ロードをずっと下っていきます。

この時間帯、

日差しがきつくて、疲労感が増えていきます。

 

目の前に大きな山が見えてきた。

どうやら、あれを超えるっぽい(笑)

なんか大きな山。

吸い込まれるように、

その大きな山に向かっていく。

やっぱり?(笑)

登り始めます。

えっちら、おっちらと。

山に入ると幻覚が再開します。

木々の葉たちが顔に見え、

そのうち、ひらがなになって、

文章になってきた。

「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」

と、毛筆体で見えます(笑)

ゆっくりとしたペースになると、

さらに眠気が増してきて。

登りながら、眠っていました。

ジブンも妻も(笑)

そんなところで、

誘導係の方々が声を出してくれていて。

いつも思うけど、

ずーっといるんですよね。

ありがたい・・・・・

そんななか、

「きた、きた~~~っ!」

聞き覚えのある声が・・・

幻聴?

幻覚?

 

さりーさん夫妻でした。

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なんと、

こんな遠くの山の中まで

応援に来てくれていました。

「幻覚かと思ったよ~!!」

↑ 言ってない(笑)

サプライズ応援にビックリ。

山の中にいる、

なんて想像もしていませんでした。

感謝しかありません。

クッキリと目が覚めました(笑)

「ありがとう!!!」

別れてから、

「どうやって、ここまで来たのかな?」

なんて考えながら・・・(笑)

忍野エイドから逆走してきた、というのは

後日談です。

 

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景色は絶景です。

ここから富士山が見えるらしい。

曇っていて見えんかった(泣)

期待半分でこの辺がピークと思ってました(笑)

ここから、急登が、地味~に続く。

ニセピークもいくつかあったりして、

しっかり山じゃないですか(笑)

この大会、とにかく

頂上を通らせないと気が済まないらしい。

しかも、もれなくニセピークがついてくる。

シッカリと心が折れた区間でした。

よく逆走してきたな・・・(笑)

 

F6 忍野エイド(112.4キロ)

到着 17時40分 (区間タイム 3時間30分)

出発 18時00分 (休憩時間 20分)

 

計画の区間タイム3時間15分より15分遅く到着。

やはり・・・オセオセのペース。

忍野エイドは、前回から場所が変わっていて、

前回までは屋外だったんだけど、

今回は体育館の中に仮眠所が設置されていました。

なので、仮眠したいな・・・

と思ってここまで来たんだけど、

仮眠は封印(笑)

先を急ぐことにします。

だいぶ寒くなってきていて、

エイドでは、

粉末コーヒーをお湯に溶かして

いただきました。

バナナとチョコももらって。

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次のエイド、

山中湖きららを目指します。

忍野を出てからは、しばらく平坦な、

あぜ道やロードが続きます。

このあたり、多くのランナーは歩いてましたが、

切羽詰まっている(笑)ワレラに歩く暇はなく。

ずーっと走っていました。

「走れるところでないと時間を稼げないわよ」

と、ばかりに(泣)

ロードを走っていると、足裏に痛みを感じるように。

2日目の夜を迎える時間帯になってきて、

普段に無い喉の渇きを覚えるようになってきた。

エイドでもらった塩飴で喉を潤します。

アチコチに体が痛んできたような・・・

 

ちょうど、私設エイドで、

あたたかい飲み物がふるまわれていました。

コンソメスープをありがたく頂戴して。

妻は、先を急ぎたそうでした(笑)

 

そして、この区間のボス、

大平山をめざす登山道に入ります。

登山道に入るなりライトを点灯。

急ぐ妻が先行してグイグイと登ります。

無の境地で・・・

補給は、やはり水くらいで・・・

あ。グミを1つ2つ食べたくらいかな?

とにかく、次のエイドきららには

サポーターが待ってくれているので、

それだけをよりどころにして登りました。

そうそう。

このあたりで、空がドーンドーンと

音が鳴っていて。

カミナリ?

天気予報はよかったんじゃ・・・?

どうやら、花火が上がっていたようです。

そんなこんなで

誘導係の方が見えてきて・・・

ようやく大平山山頂に到着!!!

山中湖の夜景が眼下に見えて、

真っ暗でしたが、癒されました。

吹きっさらしの寒い中、

ホントにありがとうございます!

「ここから下って、登り返しますよー」

_| ̄|○

やはり・・・(笑)

 

多少のギザギザはありましたが、

最後のピークを越えたところで、

またまた誘導係の何人かのスタッフが

盛り上げてくれていて。

ありがたい。

下りに入ってから、

笹の葉が周りに多かったのかな?

笹の葉がマーキングに見えたり、

落ち葉が集まってポスターに見えたり、

落ち葉が、割りばし袋に見えて・・・

「おてもと」って書いてあったり・・・

幻覚がヒドくなっていく~(笑)

 

別荘地を抜けて、

ようやくロードに出てきました。

あと少しで、次のエイドだ・・・

と思いながら走っていたところ、

道の反対側の歩道に

男性が立っていて、「がんばれー」と。

地元の方がこんなに遅くまで、

暗い中、応援してくれる・・・

ありがたい・・・と思ったら・・

「いたいたー!」

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なんと!

隊長とトラが応援に来てくれていました。

嬉しくてビックリして、

言葉にならず・・・

「暗いから顔が見えなくて

分からないんだよね~」

「思ったよりも元気じゃん!」

「走れてる、走れてる!」

いや、、もう、、、

ヘロヘロですけど(笑)

な~んて話をしながら、

次のエイドに到着しました。

 

F7 山中湖きらら(124.7キロ)

到着 20時35分 (区間タイム 2時間35分)

出発 22時10分

 

計画の区間タイム3時間に対して速い!

計画に比べて早かったのは初めて?

そして、計画の到着は18時30分なので、

計画から2時間遅れのところまで挽回。

それでも遅れていますが・・・

ただ、きららの、INの関門時刻が10時50分。

その前には出発したかったので、

十分に時間があるうちに、到着できたのかな、と。

 

つづきます