ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2023 UTMF ~F7山中湖きららからF9富士吉田まで~

エイドに入ると、まずはテントの中で

豚汁とオニギリをもらいます。

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椅子に座って、「ふーっ」と一息。

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まずは、豚汁をすする。温かくて美味しい。

オニギリを汁に入れて食べました。

さらに美味しい。

食べ終わって、

水分をフラスクに補充して、

サポートエリアへ。

待ってくれているナオさんキヨさんと再会。

トラと隊長もそばにいてくれて。

「何時に出る~?」

「1時間後の9時40分くらいで」

トラが、

「(申告の出発時間が)10時を超えてたら、

却下してましたよ」(笑)

いちおう、

やる気を感じ取ってくれたようでした。

胃をやられた序盤から、

ジェルを摂取していなかったので、

とにかくお腹が空いていました。

なので、

にゅうめんと、どん兵衛をリクエスト。

やっぱり

温かい食べ物が染み入るように身体に入る。

麺っていい。

どん兵衛のスープも、だしの味がすご~く沁みる。

身体に栄養分が吸収していく感じがします。

お腹いっぱいになった。

サポートって、ホントにありがたい。

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インナーシャツを替えて、ロングパンツを履いて

夜間パートに備えます。

補給食はほとんど追加しなかった。

「どうせ入らん」と思って追加しなかったと思う。

装備は、厚手のグローブを追加したくらい。

トラが、次に登る山を指して、

「次はアレを登りますよ」

見ると、山にライトが連なっている。

「うへ~!」(笑)

準備が整ったところで、

仮眠テントに入って10分ほど横に。

ホントは30分くらい

眠りたいところでしたが、

時間が無いので、

10分後にアラームをセットして。

テントの中にある仮眠所はストーブで暖かい。

なんだけど、

麓エイドの時のように眠れなくて、

少し目を瞑っていた程度で撤収(笑)

基地に戻りました。

サポートエイドはここが最後。

次に会うのはゴール。

もう終盤のような雰囲気に

騙されそうになるけど(笑)

まだ12時間くらい先なんだよね。

長いよ・・・

 

忘れ物のチェックとかして、

なんだかんだとエイドアウトしたのが、

22時を少し過ぎてしまいました。

関門時刻10時50分まで1時間弱ほど。

ほんの少し余裕をもって出発。

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トラと隊長が並走して、見送ってくれました。

この先すぐに山に入ります。

ここからがUTMF、と言われるパートに

覚悟を決めて進みます。


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14キロ先の二十曲峠を目指します。

ここから先は、

1回だけ試走をしたことがあり。

2015年のSTYでも

石割山から先の夜間パートを経験済み。

ずいぶん前の話ですが。

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まずは、明神山。

さっき、トラが指差していた登り。

着込んだせいか、登り終えると暑くなってしまって。

二人して、頂上でロングパンツを脱ぎました。

気持ちいい下りが続きます。

その後は、高指山への登り。

予想外にキツイ登りでした。

試走の時は、

なんてことなかったのに・・・

試走あるある(笑)

このあたりから、

ランナーが連なるようになってきた。

みんなキツイのかな・・・

道が狭くなっているせいもある。

山伏峠を越えていくと、急登パート。

こんな真夜中にしんどい思いをして、

何人も連なっている。

なんとか、急登を乗り越えるて分岐に。

分岐からの尾根道が長かった~!

石割山までもっと近い

と、思っていたんだけど、

試走と違って、

自分たちのペースで進めない。

標高が1500mほどまで来ていて、

かなり冷えてきた。

下から尾根道に冷気が吹き上げてくる。

ロンパンを脱いだ、

短パンスタイルが痛恨のミステイク!(泣)

石割山さえ越えれば標高が下がるので・・・

と思いながら進んだんですが、

なかなか石割山に到着しない(泣)

ここも予想外にギザギザパートでした。

やっとこさ石割山の鉄塔をパスして、

二十曲峠に下っていきます。

 

 

F8 二十曲峠(138.2キロ)

到着 2時40分 (区間タイム 4時間35分)

出発 3時00分 

関門時刻 3時30分

計画の区間タイム 4時間に対して35分遅れ。

 

思っていたより時間がかかってしまった。

しかも、

関門時間に対する貯金も半減(泣)

センベイを1枚だけいただいて。

寒くなるであろう杓子山への登山に備えて、

ロングパンツを履いて出発。

「出られる人は早く出たほうがいいですよ~」

と、エイドスタッフ。

このままいると、

ゴールの制限時間に間に合わない、と

伝えてくれています。

たしかに関門時間まで30分しかない時間帯。

しかも、この先は後半戦のヤマ場、

杓子山が控えている。

ヤバいな・・・

エイド滞在時間20分。

お尻を叩かれるようにして、

エイドアウトしました。

 

次は、11キロ先にある最後のエイド、

富士吉田を目指します。

後半のボス、杓子山を登る。

夜中の3時なので、そもそも眠い時間帯。

意識が遠い。

たぶん登りながら、気を失っていたと思う。

2回通ったことのある道でしたが、

初めて通る道のようにしか思えない。

「あれ?今、ジブン何をしているんだっけ?」

「なんか、山を登ってるみたいだけど・・・」

「あぁ。そういえば・・・」

「一昨日からゴールの河口湖まで進んでいるんだった」

↑ 頭の中でぐるぐるしてました(笑)

こんな急登は、

示し合わせたように、

登りが強い妻が先行して、

登りが弱い(笑)ジブンが後をいく。

気を失いながら(笑)、

夢遊病のように、

黙々と登っていたような・・・

杓子の岩登りでは、やっぱり渋滞で停止。

岩場の難所を一人ずつ、

エイっと登っていくのが、

先に見えたんだけど、

1人1人がゴンドラに乗っている。

ように見えた。

みんなゴンドラ待ちしてるよ・・・

幻覚です。

いや、見間違いか。

どっちでもいい(笑)

そんなこんなで、ようやく杓子の山頂に到着。

もう、明るくなっていました。

鐘を鳴らす元気は残ってませんでした。

妻はシッカリ鳴らしてましたが(笑)

 

「ここからエイドまで2時間かかりま~す!」

山頂の誘導スタッフから聞いて。

(え?そんなにかかかるの?)

実際かかりました_| ̄|○

とにかく、林道が長かった・・・

周囲の木々の葉が平仮名、文章に見えるのは

相も変わらず(笑)

ここも妻に引っ張ってもらい・・・

周りのランナーも辛そうでした。

 

F9 富士吉田 (150.0キロ)

到着 6時20分 (区間タイム 3時間20分)

出発 6時45分

関門時刻 7時00分

 

最後のエイド富士吉田に、

なんとか、

関門時間の45分前に到着したのでした。

 

つづきます