A4カヤの平に到着しました。
レインジャケットは着てましたが、
レインの上から叩きつける雨の冷気と、
汗冷えで、低体温症寸前でした。
エイドには、暖かいものはなく、
コーラとサイダー、そしてリンゴゼリー。
エイド滞在中、雨が再び強く降り始めてきて、
こりゃ身体を暖めねば、と、
狭いテントの中で、ザックからインナーとTシャツ
を出して速攻(笑)着替えて。
妻は、レインパンツも装着。
10分後には、エイドを出発。
シャカシャカの上にレインを重ね着したおかげで、
動くと暖かくなってきました。
とはいえ、
結構疲れて来ていて。
なんとか登り、なんとか下り・・・
キレイない~い雰囲気のブナ林。
景色はいいんだけど、
ボディはヘトヘトでした。
次のエイドは、さっきのエイドに戻る
ループになっているコース。
下りはフカフカの気持ちいいシングルトラック。
どうせ下った分、確実に(笑)登るので、
もう下らなくていいです(笑)
下りきった後は、
やっぱり、急登を登らされて(笑)
ようやく、カヤの平エイドに戻ってきました。
10キロに2時間くらいかけてしまいました。
関門時刻18時30分に対して、
18時10分頃に到着するという・・・
綱渡り。
とりあえず、水分だけと思いきや……
なんと、オニギリが用意されていました!
これはありがたい。
そういえば、まともな食事してなかったな。
ひとつだけ、ありがたく貰いました。
いつもなら、2つはいただきますが、
胃の回復もまだまだそこまでではなく。
その分、エイドのスタッフさんと、
喋りながら元気をいただきました!
次のA5糠塚までは、15キロずーっと下る林道区間。
関門は20時30分なので、2時間で15キロ下る
計算・・・・・
・・・・いける!
6月なのにまだ残る雪渓を横目に、
林道をひたすら下ります。
やっぱり、ぐちゃぐちゃだし、
泥濘んでいるし・・・
走りづらい・・・
そして・・・・・・長い!!
走っても、走っても、ときどき歩いても(笑)、
なかなか山から抜け出せない、というか。
60キロを超えてきたところで、
下り基調とはいえ、
ずーっと走り続けるのが難しい。
ライトを装着して、暗闇をとにかく駆け抜ける。
もうそろそろ、近づいてきたんじゃね?
すると、ひさしぶりに
誘導の係員がいました。
一緒になって走っていたランナーが
「次のエイドまであと何キロですか?」
と聞くと、
「あと、3、4キロくらいですかね」
「ありがとうございました!」
元気もらって、進みました。
ひたすら走って、
もう、2、3キロは走ったっしょ?
そんな頃に、誘導のスタッフがいてくれて。
「次のエイドまで、何キロありますか?」
と聞くと、
「あと4キロくらいです!!」
心折れました(笑)
トレランあるあるで、
やっぱり、信用しちゃアカン(笑)
それでも、
もうそろそろ近いっしょ?
と雰囲気的に集落の匂いがしてきたところで、
渡渉ポイントが現れて。
暗いのに岩を乗り越える渡渉。
最後、コンクリートの壁を乗り越える、
なかなか難儀な渡渉でした。
ようやくロードにさしかかり、
曲がり角で誘導スタッフが、
「エイドまで残り2キロです!」
時計を見ると20時15分。
残りロードなら、いける!!
と、おもいきや、
そこから、軽く林道を登り、
どうゆうわけか(笑)
これでもか、と、
再びトレイルに突入。
このトレイルが、も~う
ぐしゃぐしゃ、ぬるぬる、ずぽずぽで、
着地したら片足で1メートルは滑っていく、
悲惨な状態になってました。
トレイルを抜けると、
またしても、渡渉ポイントに!
暗闇でロープをたどりながら、
川を渡って・・・
スタッフさんが、
「エイドまで残り1キロです!!」
時計を見ると、20時27分でした。
キロ3で行けるよ!!(笑)
ここで、気持ちとしては終了。
エイドまでは、懸命に走りながらも、
なんか、天を仰いでいる心境でした。
そして、
A5糠塚に到着。
20時35分、
5分間に合わなかった~
ここで、ワレラの奥信濃は終了したのでした。
ゼッケンは回収され・・・
怪我した左足はボロボロ、いやドロドロw
あ。最後、川で洗ったから、
キレイか(笑)
エイドでサイダーを1杯飲んで、
回収バスに乗り込んだのでした。
つづく