A1夜間瀬からA2糠塚までは１４キロ。
その間にスタート地点を通過します。
デポバッグを置いておけるので、
残りの距離から逆算した補給食を
置いておき、
持ち運びしにくいゼリーとか甘酒とか
モチベーションが上がる食料も入れておきました。
デポポイント到着前。
後ろに見えるのがスタート地点です。
アクシデントが起こる前なので、笑顔！
デポポイント滞在は１０分ほど。
ゼリーと甘酒を飲んで、
補給食をザックに詰め込みました。
さぁ残り７３キロの道のりへ再スタート！
「う・・・重い・・・」
補給食を詰め込んだザックが重く、
肩にメリメリと（笑）
現在考えると
追加した補給食が重すぎた。
そんなにジェル、いらんかったな。
アクシデントその１。
３キロほど進んだ下りのトレイルで、
左足首を強烈に捻る！
グネりはいままで何度も経験ありますが、
関節の中からボキボキッって音がするほど、
強烈に捻ってしまいました。
あちゃ〜😱やらかした！
ジーンとした痛みというか痺れはあったけど、
歩くことはできたので、前に進むことに。
トレイルが終わって集落に入ると、
道路の側溝に水が流れていたので、
左足を突っ込んで冷やしたりして、
痛みを確認？抑えながら進んでいって、
まぁでもトボトボ歩く感じで、
なんとか、３３キロ地点のA２糠塚に到着。
饅頭を手にしましたが、
食欲が湧かずに、ポケットに。
天を仰ぐようにパイプ椅子に座って。
少し休んでから出発しました。
アクシデントその２。
出発はしたものの、
全身に力が入らず、ジェルを飲んでも、
まったく走れる気がしません。
胃腸のトラブル？
こんなことあった？
１０時スタートの５０キロのランナーが
どんどん追い抜いていきます。
怪我のショックで、
胃にも影響が出たのかもしれません。
だましだまし進んで復活を待つしかない。
そんな区間でしたが・・・
実は、この区間、
７キロで１０００ｍアップするという、
このレースの核心でした。
大丈夫か？いける？
リタイアの4文字も頭をよぎったほど。
うーむ、マズイな・・・
林道区間をなんとか徒歩で（泣）
凌いで、トレイルに入ると、
渋滞で停止します。
２０分くらいのロスでしたが、
休憩できて少し回復。
渋滞の先は、渡渉ポイントでした。
コースマップには３か所の渡渉ポイントが
記載されていましたが、
いやいやいや（笑）
記憶できないほどの数がありました。
こんな沢によく作ったな・・・と思うほどの、
アドベンチャーなルート。
川の水流からマイナスイオンが出ているのか、
気のせいか体力もかなり回復。
でも、テクニカルなコースで、
なかなか前が詰まって思うように
ペースが上がらない。
膝まで、いや膝の上まで深いよ・・・
どうやって下るの？
と思うくらいの難所もあり。
トレイルは足首までズッポリな泥濘を進み、
川を渡る時はシューズがキレイになって、
を、さんざん繰り返しました。
怪我した足首のアイシングにはなりましたが、
雪解け水の激流で冷えすぎました。
沢登りはおそらく５キロほどかな？
でも２時間くらいはかかったかも。
ようやく、沢登りが終わっても、
まだまだ登りは続きましたが、
力が入らないのはあまり変わらず。
トボトボと最高標高地点を目指します。
なんとかピークにたどり着いたのが、
標高1700メートルほどの場所。
ちょうどピークで、雨がポツポツと降ってきました。
そういえば、写真がほとんど無いのは、
それどころじゃないくらい必死でした。
アクシデントその３。
最初は、弱い雨でしたが、徐々に強く・・・
いや、激しい豪雨になってきて。
下りの林道区間で大粒の激しい雨。
風が無いのがせめてもの救いか？
そうはいっても、標高が高いので寒い。
動かないと
低体温症になるコンディションに。
下りなので、なんとか走って。
怪我、胃の不調、
そして豪雨の三重苦の状態で、
走ってました。
中止になるんじゃない？と思うほどの
強い雨だったんですが・・・
３００ｍくらい下って、
A3カヤの平に着くころには、弱まってきて・・・
自分たちだけ豪雨浴びたの？（泣）
と思うくらい、平和な空気に変わっていたのでした。
15時40分にA3カヤの平に到着。
関門時刻は16時30分。
１５キロの区間でしたが、
４時間３０分かかった・・・＿|￣|○
あ。
かなり苦しいレポになってますが、
静かな森のピーク地点とか、
要所要所に配置されているスタッフさんには、
元気を貰いました！
つづきます
