黒姫エイドを出発します。
次の笹ヶ峰までは、約11キロ。
大体の所要時間は
2時間~2時間15分くらいと読んでいました。
14時頃に黒姫エイドをアウトしていますので、
16時~16時15分頃到着が目安でした。
身体は、笹寿司パワーのおかげで、かなり復活しました。
最初は、いきなりのスキー場ゲレンデを、登ります。
斑尾山は雲に隠れていますが・・・・・
ガシガシと、いや、トボトボと(笑)登ります。
男女のペアで走る110キロのランナーさん。
追い抜きさまに、声をかけます。
「ご夫婦ですか?」
単独でペアの方に声をかけるのは、
多少勇気がいりました(笑)
気さくに応えていただけまして。
やはり夫婦で参加されており、
「よくクリック合戦くぐり抜けられましたね~」
と、質問すると、
なんでも、前回は二人ボランティア参加、
(翌年の出走権はボランティアの特典なのです)
二人とも確実に出走権を得ての、
今回ペアで参加されているとのことでした。
「絶対完走しましょうね~!」
エールを送りまして、先を行きました。
上の写真では、分かりにくいんですが、
こんな感じの、長-----い砂利道林道が、
ひたすら続きます。
心折れそう・・・
↑ 下の110キロの高低図の、矢印部分です。
なるべく、走れる傾斜になると、走るようにして。
歩いている時は、ジェルを入れたり、息を整えたり。
この辺りから、ちらほらと、
100マイルのランナーを見るようになります。
緩い傾斜を積極的に走っているのは、
むしろ、100マイルのランナーだったりします。
そして、ようやくピークを越えまして、
分岐点を右へ。下りに入ります。
↑ 写っているのは他のランナーさんで、
右に曲がっていくイメージ。
この後、
そろそろ、吊り橋ポイントかな?と思いながら、
テクニカルな激下りをしばらく
下っていくと、、、
な、なんと渋滞の列~~~~!
「ここから渋滞です。かなり待つかもしれません!」
スタッフが説明してくれていました。
前後にいた信越経験者の話によると、
110キロのボリュームゾーンと
100マイルのボリュームゾーンが加わって
渋滞しているんじゃないか、と。
前回は台風のため距離短縮されて、黒姫が
ゴールでしたから、
今回、ここを両方の選手が通過するのは、
初めてのこと。
身体を動かし続けていたので、
頭もよく回っていなかったのかも。
ジャケットなり着ておけばよかったかな?
前後の方々と会話したりして、過ごしてましたが、
吊り橋を渡る頃には、体が冷えてしまいました。
結局、30分ほど待ちました。
時計を見ると、16時!
そして、この場所は電話が通じない圏外でした。
多分16時くらいに着くと思っているだろうから、
遅れていることを伝えたくても、無理!
あきらめました・・・
そういえば
待ち時間の間に、
参加賞でいただいたトレイルバターを
投入してみました!
ジェルに飽きた口に、ぴったり!
ミニサイズの1袋を
おやつな感覚で、30分かけてちびちびと完食。
美味しかったです。ハイ。
「なんで奥さんの分残しておかなかったの💢」
後でナオさんに怒られたのは内緒です(笑)
(ペーサーの参加賞には入ってなかったんですね)
吊り橋を渡って、
急な登りを登りきると、
神秘的な美しい森に!
背後に、ついてくるランナーの存在に気づきます。
(なんか、元気ある息遣いだな・・・)
やり過ごすと、
足取り軽い100マイルのペーサーでした!
そして、10メートルくらい後から、
ペーサーされている選手が、ヨレヨレと
ワタクシを追い抜いてい・・・・
けません・・・・
100マイルの選手は、
既に100キロを走っています。
そりゃ、ヨレヨレですよ・・・
エイドまで、あと少しなんだけど、
なかなか到着しないので、
だんだんと、歩きメインになってきました。
幻想的な深い森の中から、
ようやく、人のザワザワした空気を
感じるようになってきて・・・
みんなに見えるとこだけ、走る!
あたかも、
ずっと走りづづけてきたかのように
見えるハズです(笑)
ペーサーの妻と、ナオさん、キヨさんの姿が見えてきました。
(オォ!やっぱり来てくれていたんだ~)
ナオさん「ももさーん!来ちゃった~!お疲れ~!」
この声援で疲れが吹き飛びました。
妻「(ナオさん、キヨさんが、が来ていて)ビックリでしょ~!」
みんな、笑顔で迎えてくれて、
嬉しかったです。
やっと、着きました!
笹ヶ峰エイド!!
A3 笹ヶ峰高原グリーンハウス(63キロ)
IN 16時35分
OUT 17時15分
19時間のペースより1時間の遅れです。
30分の渋滞ロスがなければ・・・
いや、もう制限時間22時間の
完走目標に、切り替えました。
吊り橋で渋滞したことを伝え、
(もちろん知っていましたが)
着替え、靴下と
シューズも履き替え、
ライト装着、
そして、ドロップバッグに入れてあった、
プロテインドリンク、甘酒、もも缶を
お腹に入れました。
モモ缶は、結構イケル!!
サバ缶はさすがに、手が伸びなかったです(笑)
そして、エイド食のカレーを、1杯。
美味しいには美味しいんですが、
きつくなってきました。
おかわり!
といきたいところでしたが、
妻と1杯シェア。
温かい食事が摂れました。
そして、
はるばる、ここまで来てくれた
ナオさん、キヨさんに、
再会を喜び、お礼を伝えしました。
イヤ、ホントに嬉しかったです。
ワタクシ到着の3時間くらい前に、
なんと!
100マイルを走っている鏑木さんが来て、
応援できたそうです。
エイドが、すご~く、
あたたかな応援に包まれたそうで。
鏑木さんも、レース、レースというより、
走るのを存分に楽しんでいるふうだったと。
その時の様子の動画が、
鏑木さんのHPにあがっていました。
なんと!
応援しているナオさんも映っていましたよ~
ビックリ~!
http://never.trailrunningworld.jp/feature/shinetsugogaku/
そして、
鏑木さんのゼッケンは、
「244」。
エリートランナーや、招待選手は、
1桁のゼッケン、というのが一般的かな、と思います。
前日にエントリーリストを見た時も、
鏑木さん、選手の中に紛れているな~と
少し思いましたが。
もうお分かりでしょう。
「ツ・ヨ・シ」
主催者の粋なはからいに嬉しくなりました(笑)
鏑木さんのFBによれば、
レースが終わって自宅で片付けをしていたときに
気づいてニヤリとしたそうです。
考えた主催者の方は、喜んだんだろうな~
そして、キヨさん、ナオさんと一緒に!
と、そこに、なんと、
はまちさんが、到着しました!
ワタクシより、おそらく30分くらい後でした。
「スロースターターなんですけど、
調子上がってきました!
元気!元気!大丈夫!先に行きますよ!
どこかで吸収してください!」
滞在時間5分くらい?
ピューっとエイドを出発されていきました。
そして、ナオさん、キヨさんともお別れして。
トイレを済まして、
ドロップバッグを再び預けて、
そして、
お楽しみの
トレイルバターのブースに立ち寄って、
バターが乗っかている
米粉パンケーキをつまんで、
出発しました。
結局
30分の滞在予定が、
なんと40分いちゃいました!
でも、着替えてサッパリ出来たし、
お腹も満たされたし、
ナオさん、キヨさんから、パワーをいただけて、
後半戦に向かう気持ちがみなぎってきました。
そういえば、エイドを出る間際に、
妻が、見知らぬ男性と声をかけあっていました。
どうやら、ペーサーで、パートナーの選手をまだ待っている様子。
妻「夫です~」
と紹介され、
ランナー同士、「頑張りましょう!!」
みたいな感じで、ご挨拶。
その方が、有名ブロガーさんだったとは、
その時は知るよしもなく(笑)
いろいろあった、笹ヶ峰エイド。
濃厚な時間を過ごしたエイドを出発!
次は・・・
A5の大林林道。18キロ先を目指します。
ペーサーの妻と合流して、
いよいよ
「二人旅」が始まります。
まだまだ、つづく~~