ももの夫婦ランの日記

大会には夫婦で参加。最近は長めのトレイルに挑戦中。

2022 ONTAKE100 ~ゴールまで~

ソーメンとコーラで

パワーをチャージして、

まずは、8キロ先にある、

87キロ地点のウォーターステーション

を目指します。

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こんな感じのロードをテクテクと。

斜度の緩いところは走ろう!

なんて、最初は小走りしてましたが、

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ずーっと、こんな感じなので・・・

歩き通してしまってました(笑)

 

ゆうても、

80キロ超えてますので、

補給は、ジェルがもうムリ・・・

タブレットは生命線なので、

なんとか食べていましたが。

 

そんなときに助かったのが、

コレ!

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今回、ぶっつけ本番で

投入しました。

「飲めるようかん」とは、そのまんまですが、

思っていたより、水みたいで、

冷めたお汁粉のようです。

クセの無い味でスルッとと入るし、

しっかりあんこしてるので、

エネルギーを取れている感があって、

後半はほぼほぼ、これだけでした。

値段もジェルより安いのでオススメかな。

 

ジェルがとれなくなってからの

補給ってロングレースの課題だと

思う。

好物を持っていく、というのも

選択肢なんだけど、

本当にその時になってみないと、

何がオッケーなのかわからない。

難しいですよね。

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実は、これも持っていました。

トレイルバターの「スパイシードチャイ」。

初投入したフレーバー。

クセありすぎて・・・・

一口で、

運搬物になってしまいました(笑)

レース後、

毎朝、パンに塗って

食べてますが、普通に美味しい。

その時になってみないと

分かりません(笑)

 

お気づきかもしれませんが、

すでに雨はすっかりやんでいて。

いたるところに、

こんな天然エイドがあったりします。

 

林道をかけあがってくる、

1台の軽トラ。

水のタンクを積んでいました。

コースを水の運搬路に使ってるのね。

結構な斜度だから歩いているんだけど・・・

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この表示が出てからが、

また長かった(笑)

 

このあたりの100キロのランナーは、

歩いていくランナーしかいない。

そんな中、

軽い足取りで小走りして抜いていくのは、

既にこの時点で150キロ走っている、

マイルのランナーです。

この区間で5~6人くらいかな?

抜かされていました。

みんな共通して走って登ってる。

マイルに出るって、こうゆうことか、と。

強い・・・

 

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ようやく(笑)

ウォーターステーションに到着。

87キロ地点。

最後のエイドです。

残り10キロちょっとだから、

こんな標高が高い場所に

無くてもいいのに?

とも思いましたが・・・

 

必要です!(笑)

ゴールした時に分かりました。

ここからが、とにかく長い。

ホントに長い。

ここにあるのと、無いのとでは、

全然違います。

水しかないですけど(笑)

 

エイドでは、

軽トラで運ばれてきた

水をありがたくいただいて、

ボトルも満タンにしました。

「あと100mで下りです!」

エイドのスタッフに教えてもらって。

 

エイドを出て、

しばらくは登り。

そこから、下りに入ります。

やっと下りか・・・

雰囲気的に、下りに入ったと

信じていました。

でも、なかなか下りきらない、というか。

逆に、徐々に緩く登っているのです。

100m走ったでしょ?

そこからも、

ずっといやらしく登る。

あれ?

100mで距離じゃなくて、

標高だったのね(笑)

 

とにかく、

もう終わりでしょ、

もう下りに入るでしょ、

と、思いながら、登りが続き。

心折れて立ち止まるランナーも

数多く。

林道だけに、

こんな登りに意味ある?

なんて思いながら・・・

 

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なんとか、登り切って。

下りに入りました。

 

10キロかけて、

600m下る。

これが、長い。

これが、長い。

大事なことなので繰り返します(笑)

 

おまけに、

路面がガレガレで、

走りづらい。

とにかくガレガレ(笑)

 

脚が売切れ~!

と、何度も叫びながら(笑)

歩いては、走り、

を繰り返すしていました。

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景色は・・・

こんな感じで、

ときどき山々が顔を出します。

大自然の中、

ストイックな(笑)レースを続けられる

幸せを噛み締めながら・・・

 

この区間で気づいたこと。

もう何年も夫婦で走っています。

(いまさら?)

歩いている女性ランナーさんを抜かすと、

先に走っているワタクシがパスする時は

特に何も起きません。

後ろを走る妻がパスすると、

女性ランナーさんが走り出す。

そして、ワタクシの前に躍り出る。

ん?

なんか、女同士の争いに

ジブン巻き込まれてる?(笑)

結構、何人も同じ現象に遭遇するのです。

これって夫婦ランナー、いや

男女ペアランナーあるある?

無用な(笑)緊張感に巻き込まれ、

メンタルを削らされていたことに、

ようやくきづいたのでした。

まぁ、そのおかげで、

いいペースで走れてきた、

ってことなんですが。

 

長ーい下りを終えて、

ようやく、山を下りてきました。

ガレも治まって(笑)

走りやすい路面に。

もはや前後のランナーも数少なくなっていて。

心細くなってきていました。

コース合ってる?

合ってた!(笑)

ここも、歩きと走りを繰り返し。

地図もよく覚えていなかったので、

ゴールってどこよ?

多少イライラしつつ(笑)

 

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信じてはいけない(笑)

 

まぁ、でも、

ここまでくれば安心です。

時計を見て、

時間内の完走を確信。

 

そして・・・

戻ってきたよ・・・

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この丘の上がゴールです。

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もう、残り全部歩いても

いいでしょ?

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ランナーがほぼ等間隔で

ゴールまでの道を噛み締めるように

歩いていましたが・・・

その秩序を崩すように、

妻が走り出して・・・(笑)

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事前にYouTubeで予習した景色(笑)

が現れてきて。

コレかぁ!

 

18時間ちょっとかかって、

やっとゴールだよ~

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なにこれ?

すっかり天気も良くなって!!

 

ここに来るまで、

沿道の応援って

あまり無かったけど、

「おかえりなさ~い」と

声をかけてくれる人たち(涙)

 

土砂降りの雨、

林道ばかりのコース、

スパルタなエイド、

アバウトな距離表示、

仮眠タイムで眠れなかったこと(笑)

すべてが美しい思い出となり・・・

 

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ゴーーーーール!!

なんとか完走出来た~~

 

ゴール会場は、

わりと片付いていて。

寂しくも、

淡々と撤収が進んでいる様子でした。

スパルタだ・・・(笑)

 

あ、でも、

スタッフの方々があたたかく

声をかけてくれました。

 

余韻に浸りながら、

脚のドロを水道で流して、

帰路に着いたのでした。

 

 

最終回につづく~